通し座敷（和室8帖、和室6帖、縁側7.6帖）リフォーム工事

石巻市北村地区　Ｙ様邸

数年前にキッチン、お風呂、トイレなどの水廻りを中心にリフォーム工事をさせて頂いたＹ様から、住まいの築年数が長い事から、座敷が土壁の塗り壁であり、毎回、地震が来るたびに土壁の塗り壁の角からボロボロ崩れ落ち、床の間など被害が酷い部分の壁は大きく亀裂が走り、剥がれ落ちた部分もありました。Ｙ様邸ご夫婦も土壁に対して不安と不快を感じていました。その様な理由から、通し座敷を十分な耐震補強を行うと共に、暖かく快適で便利な住まいに生まれ変わるようなリフォーム工事をさせて頂き事となりました。

和室8帖

≪Before≫　　　　　　　　　　≪After≫
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和室6帖 ➡ 洋室6帖

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縁側7.6帖 ➡ ウォークインクローゼット7.6帖

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部屋の改装リフォーム工事

部屋の改装リフォーム工事・施工の様子

1.解体工事
通し座敷（8帖間、6畳間）解体
≪床の解体≫　　　　　　　　　　　≪天井の解体≫
　
まずは断熱材も入っておらず経年劣化した座敷の床と天井をすべて解体します。
座敷の土壁は構造の一部になっているため、安易に解体してしまうと建物が弱ってしまうので、
極力、解体しない様にします。

西側縁側（2.9帖）解体
≪西側縁側→ウォークインクローゼットに！≫
縁側が南側から西側にＬ字になっている事から、普段使用しない西側縁側部分を耐震及び断熱工事を行い、ウォークインクローゼットに造作工事させて頂く事となりました。

2.壁・天井木下地及び断熱材取付
リフォーム前の住まいには断熱材が入っていなかったため、壁と天井に木下地を取付けて、しっかりと断熱材を入れていきます。

3.壁ベニヤ貼付、造作材取付
　
既存の土壁の上に木下地を取付け、9㎜のベニヤを貼り付けることで、土壁の様に角が
潰れず、地震の揺れに抵抗できる壁になり、耐震性がアップします。

4.床フローリング貼付
通し座敷6帖は和室から洋室へリフォームするため、
床は畳床からフローリング床になります。

5.縁側工事
≪西側縁側解体≫　　　　　　　　　≪耐震パネル貼付≫
　
≪断熱材取付≫　　　　　　　　　　≪After≫
　
母屋西側の外壁は土台から上部の桁まで通して耐震パネルを貼り、地震に強い住まいになります。
内部には断熱材をしっかりと入れることで、断熱性・気密性に優れ、一年を通して快適に過ごす
事ができます。断熱材を入れた後、石膏ボードを貼り付け、2.9帖の縁側部分は通し座敷6帖から
洋室6帖にリフォームされた部屋から続くウォークインクローゼットへと生まれ変わりました。

6.神棚造作工事
　
神棚のカウンターにはパナソニックの特注カウンターを使用させて頂きました。
このカウンターは、使用箇所に応じた寸法や形状に工場で加工してもらう事が
可能です。ですから、キレイで納まりの良い神棚に仕上がりました。

7.内装クロス工事
　
石膏ボードを固定するビス穴、ボードとボードの境目の段差などにパテを塗り、
下地の表面を平らにすることで、内装クロス工事をキレイに仕上げることができ
ます。

8.建具工事

Ｙ様邸の和室建具は建具屋さん手作りのオーダー建具を取付けさせて頂きました。
今、住まいに使用される建具は、工場などで量産されている建具を取付ける事がほとんどですが、
和室などの障子や襖などの建具はオーダー建具を取付ける事が一般的です。
檜の香りが心地の良い障子に仕上がりました。